こんばんは。たなかけんじです。
今日はシリーズもの『就活で求められる能力について本気だして考えてみた』の第二弾です。
第一弾をまだ読んでいないよって方はこちらを読んでから、続きを読んでもらえると流れが分かりやすいと思います!
さて、今日のテーマは『勉強ができるのに仕事ができない人ってどうやって生まれるの?』です。
まず、前提として、就活では勉強ができる人(=学歴が高い人)が有利です。これは就活を経験すればすぐに実感できる話ですね。学歴が高い学生さんは内定をとりやすいので、なんとなく自分は仕事もできると思っているかもしれません。
ところが、学歴が高いのに仕事ができない人がたくさんいるのも事実。これも社会人になればすぐに実感できると思います。
そこで、今日は『勉強できるのに仕事ができない人ってどうやって生まれるの?』という疑問について考えてみたいと思います。
勉強ができると仕事ができるは違う
まずは『勉強ができる』と『仕事ができる』のどこが違うのかを言語化するところからスタートです。
前回、そもそも仕事って何?という話を書きました。
で、私なりの答えは
『問題を発見し、仲間と協力して解決することで、付加価値を生み出すこと』
この定義に沿って考えると『仕事ができる』とは下の3つ能力があるということです。
①問題を発見できる
②仲間と協力することができる
③問題を解決することができる
では、次に『勉強ができる』って何か?
これは受験勉強をイメージすると分かりやすいです。
与えられた問題を一人で解くわけやから③ができれば良い。
逆に、①や②の力はほとんど求められません。
これが『勉強ができる』と『仕事ができる』との明確な違いです。
最初はうまくいくけれど、、、
それだけなら話は単純なんですが、実際の話はもう少しだけ複雑です。
というのも、若いうちは勉強ができれば仕事ができることが多いからです。
正確には、上司の細かい指示を受けて仕事をしているうちは、活躍しやすい。
与えられた問題を、早く正確に解く力(③の力)が発揮できれば一定評価されますから。
そして、ここで勘違いがおきがち。
就活もうまくいったし、今もうまく仕事が回っている。だから、自分はやっぱり仕事ができるんだ、と。
ところが、ずっと上司に頼っているわけにはいきません。
そして、少しずつ上司からの細かい指示は減り、自立して大きな仕事をこなすことが求められるようになります。
そうすると、指示がなくても自力で問題を発見する力、(①の力)、そして、一人で解決できない問題を周りと協力し解決する力(②の力)が必要になってきます。
前に書いた通り、これらの能力は勉強ではあまり求められませんでしたから、③の力だけで活躍してきた人はここで壁にぶつかる。
ここで、勉強はできるのに仕事ができない人が生まれるのかなと思います。
次回は、『それでも勉強ができる人が就活で有利な理由』について書いてみようと思います。
ではでは。
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